我かく闘えり・・・小学生編②

ナチュラルボーン多問題!

3歳から貧困・カルト2世・ヤングケアラー、多問題サバイバーの天馬です。

今思い起こしても、あまり辛い思い出のない小学校前半。

そのままだったら、まだエホ証にいたのでしょうか・・・。

そうは問屋が卸さない、サバイブの始まりです。

◆「この世のものではない」・・・

転機は小学5年生。

いよいよ高学年。                                               第二次成長期を迎え「自我」が芽生えるお年頃。                                  ここから、学校でもカルト組織内でも変化の時を迎えます。

♫チャラチャッチャチャーン♪エホ証カルト2世あるある〜♬

その1、生徒会活動。

さてさて、5年生になって担任の先生が変わり、定年近いオバァさんになります。

お気づきの方もいるでしょうが、オイラは第二次ベビーブーマー世代。                                         ということは、その親はほぼほぼ第一次ベビーブーマー世代。                           つまり「団塊の世代」てな訳で。                                                授業参観にもGパン(今は「デニム」でしたね。)のお父さんがチラホラしたりして。

3・4年の時の担任は、まさに団塊世代。                                           しかも演劇青年だったので割と自由闊達なクラス運営でした。                                  オイラもあまり悪目立ちせず、多少のやんちゃもお目こぼし頂いてました。

ところが、5年生のクラス替えで担任となった御婆様。                                          昭和ヒトケタ前半のお生まれで定年マジか、イヤイヤ間近。                                           「先生という権威」に対してとても高いプライドをお持ちでして・・・。                           「自由?平等?なんのこっちゃ。この教室の支配者は私だ!」                               そんな独裁者でごさいざました。

よって、クラス替え当日から教室は厳しい空気が流れます。                               独裁者が右向けといったら右!黒と言ったら「白」も黒!                                自由平等クソ喰らえ的な王国がイッチョ出来上がり。

当然、男子などは反発を強めますが、馬耳東風、独裁者にはどこ吹く風。                             戦後民主主義しか知らん「第二次ベビーブーマー」なんて屁でもねえ。 

で、天馬といえば…

読書三昧の図書室通いが幸いし、独裁者に割と気に入られてました。                               独裁者は「読書万歳!」「ご褒美は本!」という方だったもので・・・。

1学期はこれといった事件もなく過ぎていきました。

ところがどっこい、すっとこどっこい。                                             二学期になり、後期の委員会活動の役員決めが始まります。                                   児童会(生徒会)の他に学級委員、保健委員や放送委員、美化委員なんてのもあったかな。

なんやかんや言っても、そこは小学生。                                             低学年の時の係やお当番の延長戦なんだけどね…

ただし、学級委員は児童会役員としてのお勤めもありました。

で、時は昭和50年代。『もはや戦後ではない』宣言も過去のもの。                                 『戦争を知らない子供たち』というフォークソングが教科書に載る時代。                                「自由」や「平等」という言葉を鼻くそほじってる小学生にも知れ渡っていました。

当然、委員決めも立候補&投票。                                                      どこかワサワサとした空気の中、学級委員も何人かが立候補してました。                         他の委員が決まっていくなかで、学級委員だけが残ってます。                                                 天馬は前期にやりたかった放送委員になっていたので、心は蚊帳の外。

そこで、オソロシイことがおこります。

なんと、独裁者が突然オイラを学級委員に指名します!                                            「天馬にやってもらおうと思います」とな!

青天の霹靂たぁ、こんな感じかね?

まさかの指名に驚くと同時にオイラのタイマーピコピコします。                           「こ、これは、やばいヤツや!」と。

説明しよう!

ヨハネ書(新約聖書)18章36節「この世のものではあってはならない」というイエスの言葉。

生前のイエスキリストが「ユダヤ人のための王国」を建国してくれるのではと期待する人々が増えてきて、それに危惧するローマ総督ピラトに対して「政治的中立」を語る場面での言葉。                                             ※諸説あり

エホ証内ではこれを忠実に解釈し「この世の政治活動一切に関わらない」としております。                 (HPにもガッツリ載ってた、多すぎて面倒なのでカッツアイ!)

なので、両親&姉上達は「政治活動及び不随する活動には一切参加しない」。                                                                                       ※母上の兄弟に左系政党員がいて、母上も一時その下部組織の活動をしていたらしい。                                                  が、しかし入信後はバッサリ関係を断っていた記憶があり。

父上の書棚には「足尾銅山のドキュメント本」等々社会系の本もあったけど。                                 入信後はそれ以上増えることはなかったかな。

兎にも角にも、エホ証内では「この世」の政治活動には全く関わらないお約束。                                                                         だから、エホ証の人は選挙や投票には行きません。                                     →オイラは未だに投票所に行くと緊張して右手右足が一緒に出るぜ。

これを根拠に、エホ証の子供達も「生徒会役員」や「児童会役員」になるの禁止。                                                               それこそ、政治活動のミニチュアなんだとさ・・・。

さあ、大変!                                                                    まさかの学級員への推薦!                                                 神様助けて!

どうする、どうなる天馬君!

→小学校編③に続く

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