ナチュラルボーン多問題!
3歳から貧困・カルト2世・ヤングケアラー、多問題サバイバーの天馬です。
小学校5年生は11歳、まだまだ子供だよねえ。
そんな天馬に「サタンの手先」(by母上)が次々と襲い掛かります。
◆正直な気持ちは?・・・
校内の「お昼の放送」で、先生方のインタビューをしたことがありました。
「独裁者」の我らが担任の日。
児童「なぜ先生になったのですか?」 独裁者「『先生』は、天皇陛下の次に偉いからです!」
納得です。(笑)
さてさて、そんな独裁者に急遽「学級委員」に指名された天馬の気持ちは・・・
嬉しいけど、さ・・・というのが正直なところ。 そりゃあ、当時目立ちたがりだったオイラにとって嬉しくないわけがない。
家庭内では「母上と次姉の強烈なタッグ」と「父上と長姉のキズナ」が強い。 末っ子の天馬は、どう頑張っても存在感がミソッカス。
才色兼備で有名な長姉。 クラスの人気者の次姉。
学校でも、姉達を知る先生方から以下の扱い。 「お姉ちゃんと違うね」(当たり前や!別人格やし!) 「お姉ちゃんはそんなことしなかったよ!」(ぶりっこしているだけや!)
ところが、うちの独裁者は姉たちを知らないので比べられるはありませんでした。 純粋に、読書家で元気のよいオイラを推挙してくれたんだと思います。
昭和の小学生が先生から褒められ認めてもらったら・・・。 そりゃ嬉しくないわけがない。
「いやあ、それほどでも」(クレヨンしんちゃん風に再生)
だけど、独裁者の独断専行なので学級委員になりたいクラスメイトはぶーたれてました。
きっと「オイラは先生のお墨付きだぜぇ」とドヤ顔してたんだろうな。 ああ、その時の自分を殴ってやりてえ。 本当は学級委員やってみたいな~なんて色気もあっただろうと。
当時そこまで考えたかは疑問ですが(笑)
ただ、残念なことにオイラのCPUはすぐに「こりゃ、断らなあかんヤツや」とピコピコ。
末っ子の天馬、「麗しのお姉様方」という参考書があるですだ。
姉上達の「エホ証学生生活」を嫌と言うほど見てきていました。
エホ証で禁止されていることは、殺されても「理由を述べて」断る。 それが、エホバの教えを「証言(※エホ証用語)」をするということ。 「エホバの証人」という名称の由来でもあります。
お姉様方が、日頃「証言してきた!」と母上に報告する。 夕食時に家中から称賛される。 それが天馬家の日常でした。
できなかったら、むち打ちとお説教。 できるまで、自分で相手に伝え続けなければなりませぬ。 そうしないと家にいられないのです(泣)
なので、せっかく推挙してくれたけどその場で脊椎反射しちゃった。
「宗教上の理由でお受けできません!」ってな。
そりゃあ独裁者の心証悪いし、メンツつぶしちゃったよね。
今なら、いったん持ち帰り親に連絡帳に書いてくれと泣き落としするかもだけど。
当時は「証言しなくちゃ!」と「今断らないと、大事になるかも」と。 それに「他に学級委員になりたい人がいるし」と空気読んでるような、ないような。
だけど、天皇陛下の次に偉い「先生」が推挙したのに、その場で断るってむっちゃリスキー。 当然、先生激おこ。
「何言ってんだコイツ?」という教室の空気感の中、学級委員は他の子になりました。
以下、連絡帳のやり取り
独裁者「お宅のお子さん私の推薦断りはったで!」 母上「そうです、私たちはこの世の政治に関わりません。天馬の言う通りです」 独裁者「なんですと~!先生の決めたことに逆らうんかい!この親アカン!」
天馬が「学級委員」という響きにチロっと見せた色気に気が付き、矛先は天馬に。
独裁者「あんたはどうしたいんや!」 天馬「すんません、すんません、でけへんのどす~(泣)」
独裁者、しぶしぶ取り下げ。
天馬にとっては小学校生活初めてのエホ証活動?でした。 幸い?「学級員騒動」は左程尾を引かず、すぐ通常運行に戻った記憶があります。
ただ、すでに思春期に突入した頃でしたから、自分の気持ちにも薄々気づき始めるのよね。
未就学児だったころと違い、生活の場は自宅だけではなく学校での立場もある。 エホ証の教えと宗教活動は、フツーの社会生活に馴染まないのではないかと。
自宅に帰れば他の家族は全てバリバリな信者。 他の4人は何の疑問も持たずに「証言」や「伝道」に邁進しております。
でも、オイラはどうなんだろう。
今回の辞退は純粋な信仰心からくる「証言」だったのか? だけど辞退しないと「家に入れない」し「ムチ打ち」は痛いからやだ。 自分はどうしたかったのか?と気づかせてくれた出来事でした。
余談ですが、他の保健だの放送だの美化委員はやっても良いわけですよ。 前期は放送委員をやったし。 児童会本部→学級委員→その他の委員会と降りてくるよね。 「児童の自治心を育むシステム」なのであれば、他の委員も児童会の一部じゃね? それって、総理大臣はだめだけど農林水産大臣ならいいの? おかしくね、それ?
はい、論破~(笑)
今なら笑い飛ばせるのにな・・・
この学級委員辞退は、学校内での立ち位置が崩壊する「終わりの始まり」だったのでした。
→我かく闘えり・・・小学生編④へ続く