ナチュラルボーン多問題!
3歳から貧困・カルト2世・ヤングケアラー、多問題サバイバーの天馬です。
「学級委員」という誘惑に打ち勝った?天馬に、次の試練が・・・
◆騎馬戦ダメ、ゼッタイ・・・
何とか「学級委員」問題をクリアにした天馬でしたが・・・。
お次は、秋の運動会。
最近は、運動会を5月ごろ開催するのが定番のようですね。 天馬の通勤途中に3つほど小学校があるのですが、3校とも先月実施したようです。 朝も昼も練習をしている小学生をみてホッコリさせて頂きました。 秋は行事が立て込むのと熱中症の危険があるからと聞きました。
もとい。
さてさて、小学校高学年のエホ証の子供達にとって試練の運動会です。
徒競走→無問題 玉入れ→無問題 障害物競争→無問題 綱引き→無問題
騎馬戦→大問題!
なーんでか?
直訳大好きエホバの証人。 根拠は、旧約聖書イザヤ書4-2「この世の戦いを学ばず」という聖句。
ちょっと記憶が曖昧だったのでPCに「教えて、中の人!」と尋ねてみたら出てくるでてくる。
この聖句は、国連広場のどっかに刻まれてるんだってね。 「イザヤウォール」というらしい。 へえへえへえへえへえ、はい5トリビア頂きました。(古い…) 他にも、教会やらミッション系学校のHP等など、Y〇知〇袋にも。
割と有名なんですなあ・・・しらんけど。
これは「不戦の誓い」という意味を持つらしい。
エホ証の教義も同様「われわれはこの世の争いごとには関与しない」と。
それ自体はとても尊い。 戦争ダメ、ゼッタイ‼ これ自体は天馬も激しく同意。
問題はこの先。
エホ証では「戦いのマネ事である『騎馬戦』は参加しない。」と決められているのだ。
エホ証2世男子あるある「柔剣道問題」も、この『騎馬戦』を『柔剣道』に入れ替えて成立。
中学生・高校生になると男子学生の体育に「柔剣道」が組み込まれますね。 エホ証2世男子は、その授業に参加できません。 いやいや、授業だぜ・・・は通用しません。
ここでも、「エホバの証人(あかしびと)」発動です。 おおよそ「脳みそ筋肉」系のあだ名がついている、おっかない体育教師相手に「証言」をする。 「聖書の教えで『戦いの真似事』はできないのです。聖書のイザヤ書というところに~」とね。
当然「(義務)教育のカリキュラムVS信教の自由」といった論戦に持ち込まれます。 「何言ってんだこら?」と怒る体育教師。 当然、学校から親に連絡がきます。 「宗教上の理由で体育を見学なんて!正気か?」と。
この時点で、母親だけ信者の場合は「不参加」を取り下げる率高し!
信者の母子にいくら「授業なんだから参加せんとあかん!」と言っても動かざること山のごとし。 そうなると、父親に連絡いくよね。 いくら昭和の仕事オンリーの父親でもね、対応せざるを得ない。 「何を言っているんだ!」「変な宗教に入れあげやがって」と怒り出す。 専業主婦の信者の場合、布教活動に専念できるのも「この世で夫が稼いでくれる」からなわけで。 本人も「なんちゃって2世」の場合は、これ幸いと授業に参加できるし(笑)
しかし、ガチ2世や天馬の家族のように全員信者の「神権家族」だと譲らない。 義務教育の中学校はまだしも、高校生だと単位が認められず留年になることも。 でも、反対されればされるほど燃え上がるのが「恋と宗教」
柔道(剣道も)、ダメ!ゼッタイ! となるわけで・・・。
もちろん信者内では・・・ 学校や未信者の親からの圧力に負けず「参加拒否」を貫くヒーロー!扱い。
そんな柔剣道問題のミニ版として、「運動会の騎馬戦」があるわけです。
天馬の姉上達や「デキる2世信者」の間では騎馬戦は不参加がデフォー。 さらに、騎馬戦の土煙のなか、空の生徒席にポツンと座ると、なお善し。 「よい証言の機会を得た」なんつって・・・褒めてもらえます。 しらんけど・・・。
で、運動会のお知らせをそっと差し出す天馬。 当然のように「あなたも『証言』しなくちゃね」と母上。
でもさー、おいらヤンチャだったんだよ、ホント。 口喧嘩なんて日常茶飯事。 牛乳瓶の蓋の取り合いで男子と取っ組み合いしたり。
「戦いには参加できません」なんて、どの口が言うっつーんだよ、母上!
というオイラの心の声はさておき、運動会は確実に迫ってきます。 学級委員の一件から、学校で「エホ証案件」で目立つのが嫌になりつつあった天馬。 こっそり参加しちゃおーか?とも考えましたが、親が参観に来るのよ小学校は・・・(泣)
「騎馬戦の練習」は確実に迫ってきており。 家では母上に「証言」の結果を聞かれるし。
仕方なく、独裁者に言いましたがな。 「戦いのマネごとに参加できません」とな。
もー、独裁者の鼻の穴が大きく膨らんだことしか覚えてまへん。 また連絡帳のループだよ。
で、間の悪いことにちょっと前に男子と喧嘩してまして。 調子に乗ったオイラは、机に登って相手に蹴りを入れたんですわ。 その瞬間をバッチリ先生に見られてたのですよ。
もちろん、その時は喧嘩両成敗で均等に怒られて終わったのですが…
独裁者、怒りが収まらなかったんだろうね。 「お宅のお嬢さんは、女だてらに男の子に蹴りを入れるような子供なのに!」 「争いの真似事はしないですとオオオオオ〜!」
それについては、独裁者が正しい。
オイラ自身の信仰心なんてその程度のもんよ、バレたか。
でも負けてないのがオイラの母上。 「それはまだ本人が未熟だから、きっちり躾けます。」(ムチ打ちラッシュや!) 「なおのこと、騎馬戦に参加させることはできまへん!」(こちらも鼻息荒っ!)
両サイドから怒られてトホホなオイラでした。
当日は、もちろん自席でポツンと見学。 しかし、天馬は基本喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプ。 運動会が終わってしまえば通常運転に戻るのでした。
でも、本当の試練はここからでした・・・。
→小学生編⑤へ続く