貧困ということ・・・①

ナチュラルボーン多問題!

3歳から貧困・カルト2世・ヤングケアラー、多問題サバイバーの天馬です。

更新無精・・・あいすいません。気まぐれなB型です。

何だかんだあった参院選が終わり、政治家は政局に忙しいようですな。                 投票前は、減税だの給付金だの耳障りの良い公約を掲げていたくせに、一度議員バッジを獲得したら勢力争いかい!

そんなことより、今日の米じゃ!

備蓄米は誰に優先的に届けるべき?

進次郎センセが農林水産大臣に就任し、備蓄米を放出しはじめて3か月以上経ちました。

天馬の住んでる地域では、8月に入ってからようやく備蓄米にお目にかかる機会が増えました。

確かにお安い。                                                        今まで生協だのスーパーで買っていた国産ブランド米は、去年と比べてほぼ2倍以上。              近所のスーパーで見かけた備蓄米令和5年度産は3千円台前半。                                 さらに、カリフォルニア米は2000円そこそこ。

でも、山積みのまま。

売り出し直後は、みんな夜討ち朝駆けで並んでたじゃん。                                    あるで~、ここに沢山。                                           待ちかねていたはずなのに、買っていく人を見かけないんだが・・・                       みんなどうしてはるん?

しかも、今年の猛暑で水田が枯れ果てて・・・                                             この秋はどうなるんやろ。

令和の米騒動で、やっぱり日本人はお米好きなのね、と再確認。                            やっぱりさ、炊きあがって蓋を開けた時のツヤがちがうんよ・・・なんてな。                                           作っている人、補完する人、運ぶ人、売っている人、そして買う人。                              (備蓄米を管理してた倉庫会社がつぶれそう?・・・そんな商売もあるのねと。)                                       みんながwin-winになる方法はあるはずなのに。                          流通経路の複雑さや、誰が中間マージン抜いてるのかもジワジワ露見しつつあり。             米農家やお米屋さんがボロ儲けしているわけではないことは自明の理。               

だけど、ちょっと疲れたわ。

自分の食べるものだけだったら、納豆ご飯(これもコメか!)で全然いいんだけどね・・・。                      これ以上、何を節約しろと・・・と暴れたくなる気持ちを堪えてます。                         夏休みで給食がない分、お昼ご飯も用意しておかないとあかんこの時期。                       子どもの長期休みは親の地獄でもありんす、と思う天馬は人でなし?(笑)                 そう、給食の無いこの時期、親も子供もちゃんと食べられているのだろうか。                     特に一馬力で頑張っている親御さん。

とても心配。

と、考え込んでいたら同僚とこんな話になりまして。

備蓄米があまりつつある今。                                      進次郎センセは、なぜ貧困家庭優先で配布しなかったんだろう?けしからん!、と。                         

言い出しっぺはA先輩。                                     就任直後に、進次郎センセが備蓄米給付案を蹴ったらしいじゃん。                                     コロナ給付金で自治体に迷惑かけたから、とか何とか・・と。

※確かに、地方自治体としてはコロナ給付金の手配は大変だっただろう。                           勤勉な地方公務員の皆様が、ほぼほぼノーミスで給付に励まれてましたね。                       日本人A型多いから…                                            

もとい。

そこから、配達どうすんの?とか、給付先の基準どうすんの?とか、数人で喧々諤々。                   配達費用や人手は誰が負担するの?                                      引き取りまでの倉庫代は?                                          引き渡しの際の確認は?                                              そもそも、備蓄米欲しい?                                           ってな。

特に、給付先の基準は微妙。

コロナ禍から始まった給付金「ブーム」では、非課税だのなんだの縛りがありまして。

各給付の趣旨によって対象をどこかで線引きするのはいい。                                          だけど、住民税「非課税世帯」はほぼほぼ給付対象。                                    税金払えんなら免除したるで、という国が貧困と認めた人たちには、当然支援があってしかるべきと思うので異論はない。                                 だけど、この「非課税世帯」っていうのが曲者でして。                                                             

例えば、高齢者でウン千万のお貯金があって持ち家もあっても、給付金をもらえる人がいる。

なーんでか。                                             どうやら年金支給額で判断しているらしい。                                                  

だから、非課税世帯対象になると、特段困っていないお年寄りにドカッと備蓄米が届くかもと。  ※実際、コロナの時に非課税世帯にお金や食材の給付があったけど、老人ホームに入っている人にも給付されるから、引き取り先の調整が大変だったわさ。                                          

シングル氷河期世代や子育て世帯で、持ち家なんて夢のまた夢、カッツカツの暮らしをしている人でも「非課税世帯」でなければもらえないんだけど、それってどうなの?                                                                                                              自助努力で少額でも税金を払っている、でも生活厳しい人たちに届くのかいな?                       

などなど、朝から先輩同僚入り混じって、大いに盛り上がっておりました。

12人の優しい日本人、いやいや話が違うわな。                                 でもでも、まだまだ日本も大丈夫かしらと思う光景。

天馬も、そうだよね〜、ホントだよね〜と、相槌を打ちつつもモヤモヤしておりました。

ポポポポポポーン!                                                       このモヤモヤをどうしてくれよう、桃太郎~!(高橋英樹が浮かんだ貴方、同世代です)

「貧乏人は麦を食え」(By池田勇人)

これは戦後間もない昭和のお話。                                         日本がまだまだ貧しかった時代に、トキの首相「池田勇人」が国会で米価高騰対策を問われた時の答弁での発言。

フランス革命でギロチンにかけられた王妃マリーアントワネットのセリフと同じ匂いが・・・。  「パンがなければケーキを食べたらいいんじゃない?」とね。

麦やらケーキの逸話も、ちゃんと調べてみたら微妙。                                      そもそも、マリーアントワネットは本人が本当に言ったかは定かでないらしい。                   池田首相も話の流れから「(安い)コメがないんだから、買えない人は麦を食べて凌いでちょ。」と言ったのを、新聞がインパクトに縮めて「貧乏人は・・・」と掲載したらしいし。                              「切り取り」は、令和の専売特許ではないのね~と、新たな発見になりました。                               

まあ、インパクトあるし、スローガンチックでもある。                                                       「貧乏人~」の頃は天馬はまだ生まれてないけど、親がよく言ってたわ。

で、令和の今。

衆院選が終わって禊が済んだと油断してやがる。                                  だけど、庶民は忘れてないぜ。                                          今回の政府備蓄米の供出に付随しての国会議員の発言アレコレを思い出してみよう。

「自宅に売るほどある」とのたまった自民党のバカは論外。                           だけどさ、玉木何某が備蓄米のことを「動物の餌」と言い。                           原口何某が「家畜用」と言い。                                           

おい、政治家のおっさんたちよ。                                            俺らは偉いから百姓が勝手に献上してくるもんね、だから余っちゃって・・・ってことか?                   政治家としての給与、住まい、活動経費、民から搾り取った税金じゃないの?                        麻生何某みたいに財閥ぼんぼんが言うのなら「また始まったよー」と失笑で済むけど。

言葉に気いつけーや、まじで。

そのロジックからすると、備蓄米売り出しの列に並んだ人たちは「動物」「家畜」なんすかね。                           じゃあ、「家畜」が「家畜」でいられるよう、ちゃんと餌をよこせや。

それに楽〇のおやじ。                                               精米機もセットで売れるし・・・って、飲まず食わずの人にまだ売りつけるんかい!

確かに、米は爆上がりだけど目の前にはある。                                    パンやパスタ、麺類等もお金さえ出せば買える。                                   同僚たちも弁当持参が増えたけど、昼ご飯をちゃんと食べている。                             福祉系の仕事なので思いやりのある人達ばかりで、困っている人に備蓄米を優先してあげたいという話になる。                                                         

だから「貧乏な人に備蓄米を優先的に」というご意見はありがたい。                       ありがたく頂戴すればいいじゃん、何をモヤモヤしてんのさ?                                     オイラ・・・。

それは、実際に貧困家庭で育った天馬ならではのモヤモヤかもしれません。

貧困という事②へ続く

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